昆虫
夏
昆虫
都市周辺でよく見られる大型のセミ、クマゼミ。夏になると鶴見緑地でもその鳴き声が響き渡っていますが、主に午前中によく鳴きます。アブラゼミと比べると、木がまばらに生えている場所で多い傾向があります。このセミは枯れ枝に産卵しますが(2枚目の写真の赤丸で囲ったところ)、卵から幼虫になるのは翌年の初夏です。成虫になるまでの期間は平均8年程度と考えられていますが、早いものだと3年のものもいるようです。成虫になってからは、長いもので1ヶ月程度生きたという記録もあります。セミの仲間は幼虫、成虫ともに木の汁を餌(えさ)としていますが、種類によって好む木に違いがあるようです。クマゼミがどのような木を好んでいるか、ぜひ園内で観察してみてください。