早春
樹木
ニレ科の落葉高木。 秋に開花結実するアキニレに対し、本種は春に開花結実します。 北海道など北方や寒冷地に多い樹で、大阪府では過去には分布があったものの現在は野生のものは絶滅したとされています。鶴見緑地の園内には山のエリアの鶴見新山、山の広場、ロシア庭園などで見られます。 年によって種子の結実具合には大きな差があり、豊作の年には周囲の園路が埋め尽くされるほど大量の種子を撒き散らしますが、鶴見緑地では至る所から雑草のように生えてくるアキニレとは違い、ハルニレは自然にこぼれた種子からはあまり生えてこないようです。大阪では暑すぎて気候が合っていないのかもしれません。